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2008.05.30

【映評】『今、愛する人と暮らしていますか?』

2007年/韓国/監督:チョン・ユンス/出演:イ・ドンゴン、オム・ジョンファ、パク・ヨンウ、ハン・チェヨン/1時間56分

TOHOシネマズ六本木ヒルズにてモーニング上映中(10:00~)
http://www.aisuruhito.jp/

主演俳優イ・ドンゴンの日本デビューアルバム「My Biography」6月25日、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルより発売決定。

これは4人の既婚の男女のラブストーリー。姦通罪がいまだに存在する韓国なので、日本以上に不倫は抑圧された関係なはずだし、その昔に見た韓国の不倫映画は背徳の臭いがぷんぷんした。なのに、どうだろう、この映画は。登場人物に「こういう関係はよくないと思う」などと言わせながら、あまりそんな感じがしないのは一体全体? 監督のチョン・ユンスの前作は『イエスタディ 沈黙の刻印』という近未来SF。そういえば、チョン監督には前作のとき、インタビューしていて、なかなかいい男だが社会に対してどこか攻撃的な感じがしたことを思い出した。この『今、愛する人と暮らしていますか?』は、前作とはまったく異なる題材なのだが、果たして監督の意図するものは何なのだろうか。

ホテルマンのミンジュ(パク・ヨンウ)とファッション・コーディネーターのユナ(オム・ジョンファ)は、恋愛4年結婚3年。建築業界でその名を鳴らすヨンジュン(イ・ドンゴン)とその妻で照明デザイナーのソヨ(ハン・チェヨン)は、お見合い結婚したセレブなカップル。ひょんなことから知り合ったタイプの違うこの2組の夫婦は、それぞれ相手のパートナーと恋におちる。ミンジュとソヨは夜の香港で寄り添うように、ヨンジュンとユナはソウルの街でまるで戦いを挑むかのように。ソヨの情熱をミンジュは優しく抱きとめ、ユナはヨンジュンと距離を置こうとしながらも抗いきれない。クロスしたこれら関係は、互いのパートナーには伏せられた秘密だった。だが、そんな関係も徐々に露見し始める。

と、言葉でおおまかなストーリーを書くと、罪の意識をもてあそぶだけの通俗的な不倫映画と何ら変わらないように見えるのだが、では、ドロドロした映画なのかと言えばさにあらず。

「今、愛する人と暮らしていますか?」

倦怠期の夫婦にとっては、ドキリとするようなこのタイトルは監督の挑発か? ボタンをかけ違ったように存在してしまった2組のカップルの行方を追いながら、1時間56分の危険な夢を楽しむか、我が身を思い返すかは見る人の自由。それはともかく、この手の映画って男優さんも女優さんも本当にセクシーで魅力的な人が揃っていて、それだけでも見ていて幸せな気分になれますね。

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